胸が痛くなる

TVのニュースで報じてた、港湾作業員死亡と30代作業員が両足切断の重傷。

 

死亡した作業員なんてまだ20代前半らしい。まだまだこれからだろうに。結婚したり、子供出来たり、まだまだ色んな事があったはずの人生。

 

両足切断した30代作業員もコンクリ板の倒壊に巻き込まれて挟まれて切断したようだから、繋がる事はないと思う。

 

これからずっと車椅子生活になる。

 

この2人には色々な可能性があったはずなのに、少なくとも昨日の晩までは無限の可能性があったはずだ。

 

それが一瞬で奪われた。

 

自分も昔肉体労働者だった。身体を使う仕事って結構いい加減で、こんな事して大丈夫?と思われる作業でもとにかくやらなければいけない。今日の作業は今週の成果に、今週の成果は今月の成果になっていくから周りからも急かされる。

 

自分も周りに迷惑掛けたくなくて焦って作業して労災事故に遭った。

毎日怪我しないように注意していたはずだったが、急に材料が自分目掛けて落下して避けれなかった。

自分の場合は骨折で済んだが、同じ時期に製品の倒壊に巻き込まれて下敷きになった作業員が居た。その方はそのまま亡くなってしまった。自分の周りで亡くなる人はいたし、葬式なんかもそれなりに出た経験もある。

しかし目の前で人が死ぬのは初めて見た。

 

ああゆうのを間近で見ると人はちっぽけな存在なんだと再確認させられる。

 

危険な仕事は機械化して、少しでも悲しむ人を減らして欲しいものだ。